2013/01/02

学歴詐称疑惑: 「日本維新の会」の新人議員


「日本維新の会」の西岡新(あらた)議員(39)に学歴詐称の疑惑がでた。本件は、週刊誌の記事だが、西岡議員と「日本維新の会」は無視するのではなく、事実関係を明らかにして、説明責任を果たして頂きたい。

1.西岡議員について

・2012年12月の衆議院議員選挙で愛媛2区では落選したが、比例代表四国で当選。
・20歳から自民党の塩崎恭久議員(愛媛1区)の秘書を16年間務めた。[1]
・J-cast(2012/12/27)より引用 [2]

新潮は初当選した西岡新代議士の経歴に学歴詐称があると指摘している。選挙公報には「明治大学公共政策大学院中退」とあるが、地元政界関係者にいわせると、彼は高校で中退して中学卒だというのだ。中卒で議員というのは立派なような気もするが、詐称はよくない。本人曰く、12年の4月から11月まで「明大大学院のガバナンス研究科」に通っていたというのだが、新潮調べでは、ここは25歳以上で3年以上の職務経験さえあれば面接だけで入学できる、カルチャー教室のようなものだという。それで大学院中退はないだろう。

2.公職選挙法違反で問題になった事例

(1)新間正次氏

1992年7月、参議院議員選挙で当選(社民党)。「明治大学に入学した事実がないのに、明治大学政治経済学部入学・中退などと虚偽の学歴を述べた」との疑惑が浮上。1993年に、公職選挙法違反で在宅起訴される。1994年7月、最高裁判所は上告を棄却。禁固6月執行猶予4年の有罪判決が確定し、公職選挙法251条により当選が無効となった。[3]

(2)古賀潤一郎氏

2003年11月、衆議院議員選挙で当選(民主党)。「ペパーダイン大学卒業」としていた経歴が偽りではないかとの疑惑が浮上。2004年9月24日に辞職願を出し、9月27日に衆院議員の辞職が許可された。2004年10月、福岡地検は起訴猶予処分とした。[4]


参考まで:

愛媛とは関係ない場所に住んでいても、このようなニュースを知る方法がある。700人以上いる国会議員一人ひとりのニュース記事を確認するには、ネット検索で議員名を記入して検索するのが一般的だが、以下のようにすれば、1回のクリックで簡単に検索することができる。

このブログが提供する以下のページにアクセスし、News をクリックすればよい。ニュース記事は数日もすればネットから消える場合が多い。もしヒットしない場合は、そこからブログ検索ことができる。
議員情報リンク集 (HP、ブログ、ニュースなどに一発アクセス)




[1] 愛媛新聞(2012/12/9)「衆院選候補者の横顔 愛媛2区 秘書16年 即戦力を自負 西岡 新さん (39)=維新新」
[2] http://www.j-cast.com/tv/2012/12/27159830.html?p=all
[3]Wikipedia情報
[4]Wikipedia情報

1 件のコメント:

  1. <維新の会>衆院議員ら厳重注意へ 選挙違反で松井幹事長
    毎日新聞 1月15日(火)13時15分配信
     日本維新の会の松井一郎幹事長(大阪府知事)は15日、昨年末の衆院選で陣営運動員が公選法違反罪で起訴されるなどした上西小百合氏(比例近畿ブロック)ら衆院議員3人と落選した候補1人を厳重注意処分にする考えを示した。
     処分対象は他に、足立康史(大阪9区)、桜内文城(比例四国ブロック)両衆院議員と、京都1区で落選した田坂幾太氏。
     松井氏は府庁で記者団に「選挙違反は民意が離れる要素になる。候補者の監督不行き届きだ」と述べた。【熊谷豪】
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130115-00000044-mai-pol

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